世界自閉症啓発デーに向けてサイト中を真っ青にしました
読者のみなさん、世界自閉症啓発デーって知っていますか?
年に一度4月2日に世界中で自閉症(と発達障害も)に対する理解をより広めることを目的として、その日の夜は、東京タワーを始めとする各地のランドマーク(その地域を特徴づけ、目印となる建物)をライトで真っ青にしたり、パリでもエッフェル塔をライトで真っ青にしたりなどしています。
世界自閉症啓発デー 日本実行委員会(公式)
その青の意味はなんでしょうか。
上のサイトのメニューのひとつ、メッセージの中に厚生労働大臣のメッセージがあるのですが、「癒し」「希望」の意味を表すそうです。
へぇなるほどとなったらそこまで終わりですが、ここでは意識デザインのひとつとしてあえて伝え、読者のみなさんも考えてもらいたいと思います。
自閉症啓発のどこが癒しになるのでしょうか。
癒しというと障害者=かわいそうというイメージが補強されるリスクはあるのだろうか。
また、希望となると、そのゴールは?
世界中が自閉症に対する理解が完全に広まることでしょうか。
それもあると思いますが、その先は?
わざわざ啓発する必要がなくなることではないでしょうか。
世界から自閉症への無理解を含む偏見・差別を完全になくすのはかなり知恵を絞る必要があると思いますね。
また、自分は耳が聞こえないので「聴覚障害」というカテゴリーに入るのですが、障害と言っても別な形の障害となると意外と知りません。
幼稚園児から高校生までずっと聾学校(今は制度が変わって聴覚特別支援学校になってますが)で育ったこともあって、障害ごとに区切られていてさらに一般学校と区切られていることが仇になっていることもあります。
似て非なる障害ですが、これだけ共通していることがあります。
共通点は何でしょうか。
それは、身体とは別に社会と人の心が作った『区切り』そのものです。
これがあるからこそ、無知・無理解・偏見・差別が生まれてくるのではないでしょうか。
このような現象について比較していいのかどうか、例として相応しいかどうかはわかりませんが、おそらく世界から戦争がなくなるのとほぼ同じと思っていいかもしれません。
しかし、現代はネットを含むテクノロジーが日進月歩の凄まじいスピードで進んでいますので、解決できる可能性はあると思っています。
その一歩として、今まさに使っているインターネットテクノロジーひとつとしてのブログでもサイト中を真っ青にしました。
それと4月2日、渋谷青山を真っ青にする自閉症啓発キャンペーンを行う予定のGet in touchと足並みを揃えることも込めて。
Light it up BLUE!(真っ青にしよう!)
(この画像をクリックすると自閉症啓発キャンペーンを行っているGet in touchに飛びます。今年も渋谷青山を真っ青にします。)