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韓国の聞こえない親を持つ家族のドキュメンタリー映画を鑑賞してきたよ

どうもそーたです。

今週の某日、韓国の聞こえない親を持つ家族のドキュメンタリー映画 『きらめく拍手の音』 試写会に行ってきました。

ドキュメンタリー映画を配給している会社 Regard の友人からのご好意でした。

昨年の夏は、ろうの女性監督が沖縄ー北海道間を自転車でツーリング日本縦断のドキュメンタリー映画 Start Line にもご招待をいただき、いつもお世話になっており感謝しています。

この画像をクリックすると、Regardの『きらめく拍手の音』ページにとびます

また、 

でももっと詳細な情報が見れます。

この映画を作った監督 イ・キル・ボラさんは、コーダとして聞こえない世界と聞こえる世界をつなげたいという気持ちで、自分の家族の姿をありのまま記録して、周囲に届けて理解を広めているところです。

ところで、コーダという言葉、知っていますか。

これは聞こえない親を持つ子の意味で、英語で CODA といい、Children Of Deaf Adults の頭文字を取った略語です。

コーダについて詳しくは下のリンク先にて。

ちなみにこのコーダ研究専門家 澁谷さんですが、試写会後の飲み会でバッタリ会いましたw

しかも学生時代、ろう者関係の授業でお世話になっていましたw

本人の仰る通り、そして監督のイ・ボラさんと弟さんも実際経験したように、

・小学校に入って初めて、自分の家族は他の家族とは違うなと気付き始める

・自分の親が聞こえないことからくるコンプレックス、家庭関係のいざこざ

・親子関係でありながら、通訳の立場もある悩み

・兄弟間で通訳のレベルの差ができ、いつの間にか長男長女が親に近くなってしまう

といった悩みは、コーダの世界では珍しくないそうです。

僕自身、ろう者の世界に関わっているにも関わらず、まだ知らない世界があるとはビックリです。

そこで実際、個人的にインタビューしてきました。

本人曰く、コーダの文化とろう者の文化に関心を持っていて、CODA KOREA という韓国のCODAの協会でも働いているそうな。

しかも近いうち、映画撮影を極めるためにオランダへ2年間留学するそうです。

若き才媛の監督さんは、

・韓国国内で、2015年ロードショー公開

と今回の映画を通して、大きな経験をされました。

そのおかげか、次の大いなるステップが見えてきたのでしょう。

こんな精力的に活動をされていて、頭が下がる思いですねぇ。

そんな映画を実際観た感想は、まず、手話が日常的に会話で飛び交っていて、心が温まりましたね。

そのおかげか、日常的な生活が何気ない普通だとしてもなぜか生き生きと感じられました。

と言うのも、僕以外全員聞こえる人の家庭環境で育ったからです。

全員聞こえる人の家庭環境に加え、時代遅れの聾教育で心の垣根が埋まらず、分断され、今でもまだです。

なんか社会的に死んでいる家庭ですね。。。w

詳しくは前回記事

にて。

そんなわけで、家族全員が聞こえない人のデフファミリーが羨ましく思ったときが何べんもありましたねw

ところが、試写会から数日経ったあと、イ・ボラさんを囲んでの飲み会に行ってきたのですが、参加者の一人であるデフファミリーの家族を持つろう者本人から意外な話を聞きました。

なんと、デフファミリーは疲れるとw

そのろう者さんは、親が聾協会の役員でそのせいか高齢層のろう者の間ではまぁまぁ有名でいろいろ声かけられるとかw

一方、言語獲得には苦労しなかったでしょうし、家族間の分断は見えなかったのでマシでしょうがw

まぁ親が常に自分の子と真摯に向き合って、成長の時期によってコミュニケーション方法を改善することができれば、家庭全員が聞こえようが聞こえまいが関係ないんですけどね。。。

そんなわけで、この記事を読んだ皆さんにも宣伝。

次回の開催予定は、

6/10 (土)

ポレポレ東中野

です。

ちなみにもしかしたら、イ・ボラ監督さんだけでなく、ご両親(と弟さんも?)も韓国から来られるかもしれないそうです!

それからもうひとつ個人的な感想ですが、韓国には家庭でお家製のキムチを作る慣習があって、なんとお風呂の湯船いっぱいに白菜たくさん詰めて、唐辛子や豆板醤などで漬けるときは、青い大きなゴミバケツ一杯も必要なのも初めて観てビックリでしたw


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